不登校だった彼女がこう言った。
「ここは落ち着く」
なんだか分からないけど、あたたかい空気が流れているって
泣きながら語ることも度々あった。
よくよく話を聞いてみると・・・
ここには「自分の居場所がある」という。
自分を認めてくれる先生がいるんだと・・・
彼女も初対面の頃は、ちょっぴり暗かった。
でも、教室に通うに連れて自信を付け学校へも行くようになり、
高校へ進学、その後大学も出た。
不思議な音色では、進学の合格お祝いに女の子には
キラキラと光輝くネックレスやブレスレットを、
男の子にはかっこいいボールペンやタイピンを
心ばかりの感謝の印で贈呈している。
ここを卒業した子ども達が一流の大人になっていく姿をそっと見守っている。
社会人になって社会貢献するなどの活躍したり、
子どもを生んで一つ大人になったりした時、このことをそっと思い出してほしい。
心の片隅に残しておいてほしいから・・・
不思議な音色では、ご両親からの御手紙や御電話を戴くことも多い。
そこには、『ありがとうございます』の嵐
そんな言葉を戴くと自然と心の底から涙が込み上げてくるのを感じる。
愛の雫を与えていると知らず知らずのうちに
たくさんの『ありがとう』が帰ってくる。
そんな時、幸せだなぁ~とつくづく想います。