ある日の朝一人のピアニストが訪ねて来た。
時計を見ると11時を回った頃だった。
私は「中へどうぞ」とお通しした。
そのピアニストは遠慮がちに「12時頃には失礼しますので」という。
近くまで来たから立ち寄ってくれた様子。
私はお昼から先約があったので、少し雑談をして講師達に任せ
「どうぞ ごゆっくり」と教室を出た。
一通りの用事を済ませ教室に戻ってみると
部屋の明かりが光々と照らされ、中から何から楽しそうな声が漏れてくる。
もしや・・・
「おかえりなさい」と明るい声で御出迎え。
フッと時計を見ると22時過ぎ・・・
その後、私も会話に加わり結局
「おじゃましました~」と心のスキップ(ワクワク感)で帰っていったのは
深夜0時を回った頃・・・
12時過ぎに帰るという言葉には間違いないが、
まさか、24時(0時)だったとは・・・・(笑)
後々、ピアニストが話していたのは、何故か気がつかないうちに
長居してしまっていたとのことで、時の経つのを忘れてしまったそうです。
ありがたいことです。